ボランティア Q&A
ボランティアってなあに?
ボランティア活動は、他の人のために何かをしたい、地域づくりに主体的に取り組んでみたいという自発的な気持ちや、自分の能力を社会に役立てたいという自己実現の思いを素直に行動に起こすことから始まります。あなたも、関心のあることからボランティア活動を始めてみませんか。
ボランティアの定義は様々な意見がありますが、一般的には、「個人の自発的で自由な意思に基づき、行為の対価を求めることなく、社会に貢献すること」と考えられます。
こうしたボランティアの基本的性格としては、「自発性・自主性」「無償性・非営利性」「公益性・社会性」「先駆性・創造性」などが挙げられますが、これからはさらに、「対等性」「自己実現性」「社会参加性」が期待されています。
ボランティア活動は無償で行うものですか?
ボランティア活動は、基本的に無償であるという意識が強くありますが、現実のボランティア活動は非常に多様です。中には、謝金や旅費などの受け渡しを伴うものもあると考えられます。ボランティアにとって、対価を目的としない無償性は重要な要素の1つではありますが、実費や報酬等を受け取る活動もあるのだと幅広く理解することで、ボランティア活動の多様性や継続性は高まっていくと考えられます。
さらに、ボランティア活動を行った時間や労力を貯蓄しておき、将来、自分がボランティアを必要とするとき、その時間や労力を引き出せる「時間預託制度」や、互いに助けられ支え合うサービスや行為を時間や点数、紙幣などに置き換え、これを通貨として財やサービスと交換する「地域通貨」等の仕組みもあります。
ボランティアを始める心構えって…。
ボランティアは、気軽に始めることが大切です。必要以上に肩肘を張らず、まず、自分のできる範囲で無理をしない範囲で始めましょう。また、楽しむ心を忘れず、相手と対等な立場で接するということも、活動を続けていくうえでは重要です。
◇ ボランティア活動のための助言(国民生活白書より抜粋)
- 無理をしないようにしましょう
- 善意がよい結果をもたらすとは限りません
- 自分も成長していきましょう
- 悩み事は一人で抱え込まないようにしましょう
- 基本的なルール、分野ごとの特殊事情を守りましょう
- 安全面に気配りをしましょう
- 楽しむ心を忘れずに
- 自分の関わり方に注意しましょう
ボランティア活動をしたいのですが。
ボランティア活動をしたいが、どうしたらよいかわからない場合は、
- 社会福祉協議会や、ボランティア・市民活動センターに連絡してみましょう。
- 体験講座、イベントに参加してみましょう。
- 新聞などでボランティア募集を探してみましょう。
- インターネットで検索してみましょう。
- ボランティア活動をしている知り合いに聞いてみましょう。
- ボランティアについての、ビデオや書籍を見てみましょう。
このようにして、ボランティア活動の第1歩を踏み出してみましょう。自分にあったボランティア活動が、きっとみつかるはずです。